人生もカードも根本は同じ！『積み重ね』こそが物を言う
社会に出て仕事を覚え、周囲から信頼され、結果を出して認められていく。出世、収入UP、さらには結婚、マイホームといった社会的なステージアップとともに、クレジットカードのステータスもプロパー(一般)カードからゴールドカードへ、人によってはプラチナカードへとステップアップしていくのが理想形です。
ただ一つ注意しなければならないこと、それは支払い遅延。仕事に失敗や挫折はあろうとも犯罪は許されないのと同じで、クレジットカードも使いすぎて一時的にリボ払いで凌ごうが、携帯代くらいしか決済がなかろうが構わないですが、支払いが滞るとカード会社からの信用を失い大きなマイナスポイントとなってしまうのです。
利用履歴が積み重ね、いわゆるクレジットヒストリーは今後、転職や住宅ローンなど様々なシーンでその人物の社会的信用の基準として導入される可能性があり、将来が大きく左右されかねない重要なキーワードとして認識しておきましょう。
まず将来(ステータス)をイメージして発行会社の絞り込み
社会人は信用第一。他人に信頼されないようでは仕事でもプライベートでも成功はありません。クレジットカードは自分を表現するツールの一つ、それもお金という重要なパーツを担うわけで、素性のわからない(もちろんそんな怪しいクレジットカードはないが)輩より、社会的に認知度・信用度の高いものを選びたいところ。
１．将来性(ゴールド、プラチナへのステップアップ)がある
２．知名度・信頼度に優れ社会的にステータスとして認められる
３．利便性、付帯サービスなどスマートな大人の活用術を演出できる
この条件を満たすクレジットカードと言えば、『三井住友VISAカード』、『JCBカード』、『シティカード』の名がまず挙げられます。
国際ブランドの中でもずば抜けたシェアで、必ず1枚は手元に置きたいのがVISA。社会人ならばその辺の提携カードではなくぜひ三井住友VISAをチョイスしたい。洗練されたシルバーのフェイスは、プロパー(一般)カードながら高級感溢れる雰囲気があり、そのブランド力は他の追随を許さない。
プロパーカードでコツコツと利用履歴を積み重ね、30歳でゴールドにステップアップ。さらに社会的にステップアップしながらプラチナカードへの招待を狙えます。スタンダードにステップアップを狙うなら『三井住友VISAカード』で間違いなし。
国際ブランドと言われる5種類の中で唯一の国産ブランドであり、国内の加盟店数・会員数はともに最大のシェアを占める。海外での利用も考えるならばVISAに利があるものの、日本国内に限ればNo.1のシェアが反映されたサービス、使い勝手の良さは大きなメリットとなるでしょう。
三井住友VISAカード同様にプロパー⇒ゴールド⇒プラチナとステップアップが狙えるが、ゴールドカードの申し込み可能年齢が原則20歳以上に引き下げられ、ゴールドカードへの道が近くなりました。
プロパー(一般)やゴールドなど階級社会のクレジットカードですが、同じ階級でも得意分野、人気度は千差万別。誰もが羨むサービスが付帯するカードもあれば、そのメリットを享受できる対象が狭い(普通の人には向かない)スペックのカードもあります。クレジットカードの階級社会において、ゴールドクラスの中でも上位に格付けられ、世界で活躍するビジネスパーソンに選ばれるのがシティ ゴールドカードだといわれます。
シティカードに派手さはありません。実直にサービスに対して取り組む姿勢こそが上質のサービスの源となり、信頼や憧れのカードとして多くの人に支持されているのです。『シティカードを使いこなせる大人になりたい』という想いが出発点でいいんです。むしろそのくらいの気概をもって社会で活躍する若者が増える事を願うばかりです。
ライフスタイル＝マイル？
さて、ここまでで自分の持つべきカードの検討はつきましたでしょうか？
ポイント還元率や付帯サービスの検討は二の次。将来像にあった選択ができていれば、たとえそのカードに弱点があったとしても、いくらでも微修正が可能です。人生経験とは違い、できれば回り道をしないに越したことはないのがメインカード選び。そのため間違いのない3社に絞り込むのは、大胆に見えて実はシンプルかつ手堅い考え方といえるのです。
ここから最後のポイントとしてライフスタイルに合わせた最後の選択を考えるわけですが、交通手段、オフの行動範囲、よく使うスーパーやコンビニなど、現代人のライフスタイルをカテゴライズするのは容易ではないどころか、ほぼ不可能に近い。そこで、ライフスタイルというワードを違う言葉で言い換えてみてください。この複雑な疑問が一瞬で解消するんです。
その言い替えとは、『ライフスタイル⇒飛行機に乗るかどうか？』。マイルとはポイントで得をするとかキャッシュバックなどとは似ているようで、その重要度は全く異なるもの。もしマイルに接するのが年1回あるかどうかの旅行程度ならば上記3社から選んで問題ないですが、ビジネスでもプライベートでも飛行機に乗る機会が多いならば、メインカードも含めたマイル獲得を最優先にJALカードなども選択肢に加えるべきでしょう。
